ときどきイノカレ
ブランディングのこと
2018/1/16
ヒューマンのこと
1%と99%

エジソンの有名な言葉で「1%の閃きと99%の努力」がある。
発明や成功には閃きは大切だがやはり努力がないとダメなのだ、と思われている方も多いようだが、エジソン曰く「99%の努力をしても1%の閃きのレベルが低ければ99%の努力はもったいない事になる」ということのようだ。
1%のドリームと99%のビジョンとも筆者は考える。しっかりした計画はとても大切だがそこに優れた夢や志がなければ計画はもったいないことになるということだ。
これは99%は頭で考えるが、1%の心での捉え方に素直にならないとその後を大きく左右するということにも繋がっている。
では、食品関連ではどう考えられるだろうか?
「結局は美味しくないと売れないんだよ」といった声をよく耳にする。確かにそうだ!とも思うが美味しさとは何だろう?
口で感じる美味しさとはたったの1%とも言われている。視覚からくる美味しさが80%で後は音や匂いなどで99%になる。
モノ溢れの時代、パケ買いであったりカタログやネット購入する機会が圧倒的に増える中、見せ方がますます重要化している。
新規顧客獲得がパッケージやパンフレット、ネットなどで、リピートが食べ物そのものであるということを考えると、食べ物そのものの味の設計をおろそかにすると99%の投資がもったいないことになるということだ。
そのためには、ターゲットの味覚の研究に合わせ、口に入れてのファーストインパクトから飲み込むまでの一連の味の設計に加え、食べ合わせ飲み合わせをどう組立てるかに美味しさのヒントはあるのだと考える。
濃い味ブームの次代の食品はボディ感の強い食品が求められる。味の好みも時代ごとに変化する。
美味しさとは食べ物そのものが99%でその他が1%と考えてきた方は、一度逆さにしてみたら新しい発想が生まれるかもしれない。


2017/12/30
イノベーションのこと
客寄せと受皿

ビジネスには、必ず客寄せ商品と受皿商品が必要だ。
そんなに利益が出ずとも非日常的で広告効果が高い客寄せ商品で顧客を呼び込み、普通だが日常性が高く利益性も高い受皿商品につなげて行く。
利益を上げ続けている企業は、この相乗効果が高いと言える。
かつて企業は物が足りない時代において、自然とその相乗効果が生まれてきたがモノ溢れの時代になり状況は一変した。
客寄せ商品だったものは、競合が増えるにつけ受皿となる。だからまた客寄せ的な商品が必要になる。
もう少し厳密に言うとかつては客寄せ商品が、即受皿商品ともなっていたのだ。
受皿商品しか無くなってしまった企業はかつての利益性が頭から離れずに受皿商品となってしまった商品に営業費や広告費をかけ続け、結果が出ず終いで頭をかかえている。
モノ溢れになった時代の開発は、この客寄せ商品と受皿商品を切り離して考えて行く必要がある。
客寄せ商品とは、ほとんど広告費をかけずに宣伝できて営業がワクワクして提案できる。だから商品だからという考えを捨てて一つの新しい宣伝広告なのだと考えるとアイデアの出し方が変わってくる。
受皿商品は整っている企業が増える中、企業成長においてこの客寄せ商品開発が人材の育成にも大きく関わってくることを経営者には認識していただきたい。
メーカーにとっては、知ってもらい、気づいてもらい、買ってもらい、買い続けてもらい、選び続けてもらうという戦略の礎になるものとして。
ショップビジネスにとっては、新規来店客、新規購入客、再来店客、固定客、スペシャル顧客につなげる礎になるものとして。


2017/12/20
イノベーションのこと
情報の共有化

革新をしなければビジネスは自然と衰退して行く。
革新のやり方がうまく行かないと大きな打撃を受ける。
経営とは難しいものだ。
以前、こんなことを言った人がいる。
「とらやがゴルフボール最中を出したらしいけど、そりゃ老舗だからできるんだよな!」と。
それは違うと思う。どの時代においてもそういう新しいことにチャレンジしてきたからこそ老舗になれるのだ。
新しいことを進めるうえにおいて、プロジェクト化が必要だが、製品レベルだとか技術とか、販促や営業手法に目が行きがちだが、もっとも重要なのは情報共有と考える。
常日頃、一緒に事業に携わっていることから情報共有されている、と勘違いしている事業者が多いことに驚かされる。
年齢も違うし、育ちも違ったりする。男性、女性が参加する場合は価値観が大きく変わったりする。
部署の違う人が参加する場合は、同じ企業内でも事の捉え方がまったく違っていたりする。
特に年齢を重ねたり、成功体験を持っている年長者に限っては決めつけが最も強い。最近では、若い人にも決めつけが強い人が増えてもいる。女性は感性が豊だけに、決めつけが強かったりする。
その決めつけを緩めるために情報の共有化することがプロジェクトの成功を大きく左右する。
まずは、社会環境から。それはどの分野かではなく、どんな風に変化してきてどんな風に変化して行くかだ。
どんな知識人であろうと世の中の全情報量に比べたらたいした知識は持っていない。
まず、自分を疑うことから情報共有をすべきでありイノベーションに立ち向かうべきと言える。


2017/12/13
ブランディングのこと
アイデンティティの確立

以前、セミナーや研修に呼ばれ話の中でアイデンティティという言葉を使うと、カタカナ用語は分からないから使わないでくれと役員レベルの人からちょくちょく言われた。
日本語では自我同一性ということになると思うが、こちらの方がまた違った意味で分かりにくい。
カタカナ用語は外国語ではなく、一つの広い意味の内容を表す固有名詞として扱われる日本語となり、その単語を知っている人とはコミュニケーションがし易くなってきている。
余談はさておき、ブランディングにおいてこのアイデンティティの確立はもっとも重要なポイントだ。
性同一性障害という言葉をときどき耳にするが、心は男性だが体は女性、もしくは、心は女性だが体は男性と感じるもので、着ぐるみを着ているような感じだという。
そうなったことは無いがイメージしてみると分かるような気がする。かなりの違和感だ。
コーポレートアイデンティティ、いわゆるCIだとか、ブランドアイデンティティにおいて、このアイデンティティの確立がなされていない状況は違和感を感じて当然なのだがそれを感じられるセンスを持ちあわせている人材はかなり少ない。
要は外面と内面のバランスを取るということだが、実は内面から入るのはかなり難しい。
人は内面を磨き、外面はある意味どうでもいい、みたいのが常識的だった。
趣味などはまず格好から、という人が多くいるが、それも一理ある。
モノ溢れの時代、ビジネスにおいても外見から入ってみる、と考えてみる必要もあるようだ。


2017/12/9
パッケージのこと
製品と商品の関係

中身である食べ物(製品)に100の力を入れるとしたら、パッケージ(商品)に入れる力は1くらいの企業がほとんどの様に感じる。
モノ溢れの時代は、商品であるパッケージに300の力をいれるべき時代だ。
なぜかと言うと、食べてから買うのではなく、買ってから食べる、が普通なのだ。
新規購入がパッケージ(商品)で、リピートが食べ物(製品)。
だからパケ買いの時代だからと、パッケージにばかり力を入れている企業も見受ける。
しかし、やっぱり中身が美味しくなければ売れ続けない。
食品は美味しくなければ売れない、あたり前かもしれないが、誰にとっても美味しい!はそうありえない。
濃い味の好きな人、薄味が好きな人など、やっぱり嗜好品である。
では、商品であるパッケージはどうだろう。
シャープなデザインが好きな人、素朴なデザインが好きな人。やっぱりこれも嗜好品なのである。
だから良いものとは、ターゲットが明確でなければただのエゴである。
名は体を表すと言ったように製品と商品のバランスが本当のリピーターを呼び、ファンを創り上げて行く。
食品は自分で作るがパッケージはデザイン会社に頼む、といったスタンスが今までだったがこれからは意識を変える必要がある。
企業のデザインセンスが問われてきている中、ここでもまた女性の感性が必要になってきている。
店舗だったら、店内にある食品が製品、お店の見た目そのものがパッケージ(商品)とした捉え方でまた違った課題が見えてきたりする。ビジネスマンは能力が製品、見た目が商品である。


2017/12/9
イノベーションのこと
伝統と革新、不変と変化

伝統とは革新の連続で創られる、と言われているがそれを実感している人はどれ程いるのだろうか?
何十年、何百年の老舗は同じことだけを続けてきたのではなく、常にその時代の新しい事を取り入れてきている。
正確に言うと、変化すべき所と不変である所を明確にしているのだが、一切変えない、もしくは変えてばかりいるみたいな偏った会社の方が圧倒的に多く見受けられるのは筆者の偏見か?
スタート時点では、とにかく新しい事をしないと受け入れてもらえないので自然と革新的になっているのだが、一度安定するとそこからもっともらしい理由付けをして安定と言う不安定に落ち着いてしまう。
流行を追うのと変化に対応するのとはまるっきり違う。
流行を追うのは人様のまねであり、変化に対応すると言うのは新サービスの提案だ。流行のように表に出てきたものを追うのは、はっきり言ってその時点で時代遅れと言える。
流行とは時代の変化を捉えた改革者や先駆者が創り上げた結果。その対応力を参考にさせてもらい自分ならではの革新が本当の伝統を創り上げて行く。
明日のことは誰にも分からない。しかし分かることも沢山ある。
10年たったら必ず10歳年をとる。そんなあたり前のことを大切に、分かることと分からないことのバランスを取ることが伝統と革新のバランスを築き上げて行く。
筆者なりの答えがある。
変化を楽しむ!そして積み上げる!


2017/12/9
ヒューマンのこと
3人の人間関係

会社には、イノベーター的な人、マネージャー的な人、スペシャリスト的な人、といった3人のタイプが必要だと考えている。
なぜかと言うと、企業運営にはさまざまな要因があるからだ。
しかし、経営者のタイプはこの3つのうちのどれかでスタッフも同じようなタイプを雇用するといった偏りが起きる。
センスの良い経営者は自分の中でこのバランスをとっていたり、スタッフのタイプを見極めてバランスを取っているのだ。
この自分の中の3人の人間関係と実際の3人の人間関係を良くして行くには事業の設定が必要だ。
事業とは、社会的に意義のある大きな仕事。
かつては美味しい物を作りさえすれば社会的な意義があった。いまや事業は食品でいかに生活を楽しませるかに大きく変化してきている。
生産技術や仕入れ、トレイサビリティや人材育成など重要項目がたくさんある中で事業の見直しが最重要と考える。
3人の納得とやりがいや生きがいが合わさるような事業とは何だろう?
違った意見がでたり、違ったタイプの人が多い会社は優れた会社とも言える。
難しい情報共有や価値の共有を図るにはどうしたら良いのだろう?
それは、今までの業務や今までの専門性から視点を変えてみることだ。
特に世の中の「変化」に目を向けるべきで、否定的な考えを捨て疑問を持てることが最短距離だと考える。
今まで関心が無かった世界を優先的に目を向けることをお勧めする。