Banshiren

食で人と企業と地域をつなぐ!

2018/2/3
考え方のちょっとしたヒント集
98.都合のいい人

 いつも忙しい人がいます。何かというと、忙しい、忙しいと言っています。誰かに何かお願いごとをされても、忙しいからと容赦なく断わります。
 そんな人は、ホントは自分がやらなければいけないことも、「忙しい」を理由にして「できない」と言います。率先して勉強しなくてはいけない人が「本を読む時間がない」と言います。父親が、年に数回しかない子供の集まりに「参加する暇がない」と言います。何かと都合よく忙しさを利用しているように見えます。
 しかし、誰もが参加したがるようなイベントや飲み会には、どうしてか都合がつきます。コンサートやディナーショーの時などにも、なぜか都合がついてしまう。そんな時にはものすごいマネジメント能力を発揮します。
 そういう人を見ていると、どんな時には忙しくて都合がつかず、どんな時に都合がつくのかがわかってしまいます。そしてその期待をまったく裏切らず、予想した通りの返事が返ってきます。すべてを自分の都合にあわせて動かすために「忙しい」という言葉を利用しているようです。
 結局は底を見られて、信用をなくしているということに気づかない。そんな浅はかな人生を送らないようにしたいと思います。

■人の想いを優先することのススメ
 お客さんのアポイントには遅れないのに、会社の忘年会などには必ず遅れてくる人がいます。仕事があるから、というと聞こえはいいですが、そうではありません。自分がその場を盛り上げるつもりはない、幹事さんの労に報いて協力しようという気がない、自分のことしか考えない人だと映ってしまいます。実はそんなところで人の信用をなくしているのです。


(MIKI)