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2018/2/3
考え方のちょっとしたヒント集
99.富士山

 静岡県富士市出身の自分としては、富士市から見た富士山が一番見ごたえがあると思っています。ずーっと、そう決めつけていました。
 朝霧高原や山梨の方、そして御殿場などから見る富士山は、形が崩れていて変だと思っていました。東京にも「富士見町」といった地名が残っていますが、そんな離れたところから見た富士山のなんとスケールの小さいこと。
 では、近づけばいいかというとそうでもない。
 富士山に登るとただただ荒れた岩肌があるだけで、形も何も切ないものに見えてきます。
 それに比べると、田子の浦側から見た富士山はスラーッとしていて、なんて優雅できれいなんだろう。途中からちょっと飛び出している宝永山が良いアクセントになっている…などと、かってに納得して富士山をひとり占めし、ひとりよがりな見方をしていました。
 ところがある人に「富士山は、あの突き出ている宝永山がイヤだね」と言われて驚きました。えっ、あそこが味なのに。山梨県の人は「山梨側から見た富士山は、ほんと男らしくて良い」と言います。
 少なくとも「どこから見ても魅力的に見える富士山は本当にすごい」ということに変わりはありません。みんなの心を引き寄せ、UFOまで飛んでくる富士山は、人間だったらどんな人なのでしょう。きっとどんな人をも受け入れる、大人格者なんだろうなと思います。ますます富士山が身近な存在になった気がします。

■あらゆる角度から見ることのススメ
 人にはさまざまな見方、捉え方があり、自分の価値観だけが絶対ではありません。「この人はこれがいいと思うんだ」「ものごとをこんな風に捉えるんだ」といろいろな考え方があることをまず受け入れるところに、自分の幅が広がっていきます。また人間だけではなくあらゆるものに目を向けることで、私たちの周りにあるさまざまな存在が、たくさんのことを教えてくれます。


(MIKI)