人間は考えることができる。そこが一番優れているところではないでしょうか。
子供の頃、誰もが「なんで、なんで」とお父さんやお母さんに聞いた憶えがあると思います。しかし、親はじょうずに答えられそうもないと「そんなこと、どうでもいいの」などと言ってしまうことがあるのではないでしょうか。そんなことの連続や、考えの壁のようなものにぶつかって、考えるのをあきらめてしまっている人が多い気がします。答えが出ないと進めない症候群にやられてしまっています。
答えは、自分でつくるものです。宇宙はどこまで続いているんだろうと考えてわからなくても、考えてもわからないくらい大きいものなんだ、と答えを出せばいいのです。人間ってなぜ生まれてくるんだろうと考えてわからなかったら、きっと意味があって生まれてくるんだろう、と答えを出せばいいのです。とにかく答えには無限の幅があるし、深さもあるのだと思います。
何にでも疑問を持つのは子供の専売特許みたいに思われていますが、大人にとっても大切なことです。生活の中で何にでも興味を持つことができれば、未知のモノをどんどん受け入れる姿勢ができてくるからです。
自分の答えを受け入れられるのであれば、なんで、なんでと考えていくことできっと成長することができます。だからずっと、「なんで、なんで」を続けて行きましょう。答えの出ないことなどひとつもありません。
■クエスチョンサーチのススメ
私たちは身の周りで起きている現象からいろいろ学んでいます。その中の基本となるのがクエスチョンサーチ(ギモン出し)です。ギモンに思うところが自分の興味のあるところであり、自分の情熱や目標が隠されています。身の周りで起きている現象からギモンを見出し、そこから前進するためのキーワードを探しませんか。