Banshiren

食で人と企業と地域をつなぐ!

2018/2/4
考え方のちょっとしたヒント集
12.知識の使い方

 知識は何のために必要なのでしょう。そう聞かれると、多くの人は答えにくいようです。本来、知識とは情報であり、それをどう使うかが問題です。なのに今の教育は知識教育にとどまっていて、その先にある、どう使うかというところまでは到達していないようです。
 知識というのは、目標を見つけて行動をするために必要な要素というか、ひとつの道具のようなものです。知識を有効に使い、ひとつの経験や体験にすることで、知恵がついていくのです。もっと言い換えると、アイデアを出すために知識は必要なのです。大学で講議をしていると、「どうやったらアイデアが出るんですか?」と生徒によく聞かれます。しかし、いくら考えても、その前に知識がなければアイデアは出てきません。アイデアの素になる要素をいっぱい取り込んでおかなければ、何も思いつかないのです。
 そして知識というものは、失敗しても良いから使ってみないと身につかないようです。ちょっとした失敗を恐れる心では、せっかく受けとめた知識を使えず、腐らせてしまいます。知識は、取り入れ方だけでなく整理の仕方、そして使い方が大切なのです。
 知識教育が充分普及した次の段階として、今後は、知識の使い方の教育の出現が望まれています。そして最終的には、人格の向上にまでつなげていくことが必要になってきます。知識とは、体験や経験から取り入れられ、人間性を磨くために使われるべきものだと思うからです。
 知識教育と人格教育。
 これからの時代、この2つの教育を実行していくことがとても重要だと思います。

■勇気を持って学ぶことのススメ
 何も知らなければ不安もなかったのに、知ってしまったために怖くなってしまうことがあります。またいろいろなことがわかったばかりに、頭にきたり、あきらめたくなってしまったり。半端な知識はかえって人を惑わせます。それを乗り越えて学ぶところに、本当の安心を得ることができます。そしてその知識を暴走させずにすむような、人間性のバランス感覚を育てる教育がほしいものです。


(MIKI)