Banshiren

食で人と企業と地域をつなぐ!

2018/2/4
考え方のちょっとしたヒント集
15.出発(たびだち)

 いよいよ息子が東京に出発する、という時の話です。
 下宿先は渋谷区の初台駅から歩いて10分くらいのところです。浪人が決まってどの予備校にするか、どこに住むのかなど、あわただしく時間が過ぎていきました。ほんの短い時間だったのに、すごく長い時間に感じてしまいました。
 昔と違って、浪人というのもそんなに暗いイメージではなくなってきているのでしょうか。本人がいたって明るいのです。暗くなられるよりは良いのでしょうが、もうちょっと真剣な態度でいてほしい、などと親のエゴが出てしまいます。まぁ、表面には出さずに本人としては気持ちを引き締めているのかもしれませんが。
 どうせなら、ばんばん世間に出て行って、精神的に強い人間になってほしい。何でも自分で解決できるようになってほしい、などと思っていても、いざ東京で一人暮らしが始まるかと思うと、急に心配になってきます。「ちゃんとご飯は食べるんだろうか」とか「隣人はいい人たちだろうか」とか「学校で良い友だちができればいいが」とか「病気はしないだろうか」などなど。考えても仕方がないことばかりが浮かんできます。しかし自分が大学に行った時は、親の心配とは裏腹に、解き放たれたハトのようにとても自由を感じていました。きっと息子もそんなもんだろうと思います。
 どうも子供の出発は、親の子離れへの出発でもあるようです。

■信じる心を持つことのススメ
 親が心配ばかりしていても仕方がありません。きっと不幸なできごとなんて起きないだろうと祈るだけです。そしてもし、不幸なできごとが起きたとしても、きっと立ち向かっていってくれるだろう。悲しいことが起きてもそれは試練と思ってくれるだろうと、子供を信じるしかないのです。その信じる心が、信頼関係をまた一段と強くしてくれます


(MIKI)