Banshiren

食で人と企業と地域をつなぐ!

2018/2/4
考え方のちょっとしたヒント集
23.おはよう

 出社時間を一時間早くしてみました。いつもと辺りの様子がちがいます。
 まず、車の量が少ない。いつもだったら、ちょっと殺気立って、どこか一直線を見つめゴウゴウとうなりをあげて走り去っていく車も、おだやかに感じます。どことなく休日を思わせるものがあります。
 静岡はお年寄りが多いところです。特に自宅から会社にかけての一帯は、昔からある家が多いためお年寄りが目立つのですが、朝早いとお年寄りたちの雰囲気もちがいます。知らないお婆さんにいきなり「あんた、立派な体格してるね」なんて声をかけられるのです。そのつど「はぁ」とか、小声で「おはようございます…」なんて言っていました。
 ある日、向こうから一風変わったお爺さんが歩いてきました。そして、なんかちょっと変な爺さんだぞ、と思った瞬間に「おはようさん」と言われました。不思議な爺さんでした。そして私の口からも、しっかりした口調で「おはようございます」と出ていたのです。
 次の瞬間、自分の周りのすべてが実は「おはよう」と言ってくれているのかもしれない、と感じたのです。木にもおはよう。道路にもおはよう。当然、鳥や花にもおはよう。心の中であいさつをしながら会社までやってきました。まったく景色が変わっていました。
 自分の周りにあるすべての存在と、ちょっと会話ができるようになった朝でした。

■ゆとりを持った生活のススメ
 心にゆとりがあると、普段は気づかなかったいろいろなことが見えてきます。つい忙しい毎日に流されてしまいがちですが、心のゆとりは与えられるのではなく、自分で作り出すもの。ふと冷静に自分や周りを見つめられる瞬間を持てる、余裕を心がけたいものです。


(MIKI)