Banshiren

食で人と企業と地域をつなぐ!

2018/2/4
考え方のちょっとしたヒント集
5.経験・体験の使い方

 人間は毎日毎日、大量の経験・体験をしています。この経験・体験は使い方によって死にもするし、活かせもします。
 たとえば大失恋をしたとします。この体験を自分だけのものにしてしまうと「私は悲しい、つらい、不幸な人間だ」で終わってしまいます。ところがこれを人のために役立てようとすると、同じように失恋で苦しんでいる人の気持ちをわかってあげられるし、助言もしてあげられるかもしれません。
 何かを成し遂げた時には、それを自分だけのものにして喜んでいると自慢や自惚れに見えてしまいますが、その経験を参考にしてもらえるようにと人に語っていけば、みんなに喜ばれます。このように、経験・体験というものは、どんなことも活かしていけるし使い方はとても簡単です。
 先日、ヘルパー歴30年というお婆さんと会いました。お婆さんは「昔のお年寄りはヘルパーに行くと”ありがたい、ありがたい“ととても喜んでくれたけれど、今は”当然“という態度のお年寄りが多い」と言っていました。そのお年寄りたちは悲惨な戦争を体験してきた世代です。この話は「戦争という大変な経験をしたからといって、みんなが人格を身につけるわけではない」ということを証明していると思います。どんな大変な体験も、正しく受けとめなければただの悲惨な思い出になってしまいます。
 経験・体験を正しく素直に受けとめて、役立てていける人間になりたいと思います。

■生活の中から学ぶことのススメ
 自然から学ぶ、社会から学ぶ、親から、友だちから、先生から学ぶ。兄弟、彼氏や彼女、そしてペットから、映画や本から、先哲者から何を学んだか。ファッションや趣味を通して何を学んだか。私たちの周りには数えきれない学びの師匠がいます。すべて過去と現在という時間の中で繰り広げられてきました。体験はすべて、自分だけの貴重な学びのために存在しているのです。


(MIKI)