2018/2/4考え方のちょっとしたヒント集56.幽霊はいるか、いないか
よく幽霊はいるか、いないかの議論になると、必ず「幽霊がいるというのは科学で証明されていない」などと言う人がいます。でも逆に、幽霊はいない、ということも科学で証明されていません。そうすると「幽霊がいないのは科学で証明された」と言う人も出てきたりします。では、科学は万能なのでしょうか。絶対に正しいものなのでしょうか。宇宙人論議も似ています。
幽霊がいる・いないとか、宇宙人がいる・いないを論じようとしているのではありません。いると言う人は実際に連れてくればいい。それで解決する問題です。
少なくとも、いるかいないかわからないものは「いる」としておいた方がいいのではないかと思うのです。その方が世界が広がるからです。宇宙の果てはあるのか、はたまたどうなっているのか。本当の真実はあるのか。魂はあるのか。愛は。あるかないかわからないものも、「ある」としておいた方が良さそうです。
真空には何もない、と言います。では、その真空とは何でしょう。仏教でも「無」を説いています。無になるんだ、無心で行くんだ、という言葉も時々耳にします。無、何もないという状態がいちばん難しい。「そんなこと絶対ないよね」とか「そういうことはあり得ないよね」、そんなことを簡単に口にする人がいますが、世界がとても狭い人に感じてしまいます。
■受け入れを大きくしてみることのススメ
何が正しくて、何が間違っているかなどは一概に言えません。みんないろいろな考えがあり、それを知ることが自分を成長させてくれる第一歩です。受け入れの気持ちがなければ、自分が今いる小さな世界に留まってしまいます。立証しにくい真実を追究するよりも、自分の幅を広げる考え方をしていったらいかがでしょうか。