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2018/2/4
考え方のちょっとしたヒント集
62.「教え方」の前に「教えること」

 教育の大切さが叫ばれています。しかし論議の多くがどうも「教える内容」よりも「教え方」の方に偏っているように思えます。なぜでしょう。
 コメントしている人たちは、教育に携わってきた教育者と呼ばれる人たちです。人間は恐ろしいもので、「何かおかしい」とか「だからダメなんだ」とか反発心を持ちながらも、自分の生きてきた世界から抜けられないところがあります。
 確かに「教え方」を変えることで、教育の水準が上がる部分はたくさんあります。しかし今は「何を教えていくか」がより問われているのではないでしょうか。
 「子供の人格を育む…」などといった言葉はよく聞きます。ではそのために何を教えればいいのでしょう。「家庭での教育が」とか「社会の人たちがひとつになって」とか「教育制度を見直して」などよく耳にしますが、具体的な内容はちっとも伝わってきません。
 昔は、社会や家庭や身内から、人間としての教育を受けていました。今はどうでしょう。どんなに知識教育の水準が上がっても、それを受ける人間の基本ができていなければ、何にもなりません。今、本当に必要とされている教育とは学校においても、社会においても…教育の前の教育。人間性を育てるための教育なのではないでしょうか。

■理由を教えることのススメ
 しつけというと、あいさつをする、散らかしたところをかたづける、おとなしくいい子にする、などと一般的には思われていますが、大切なのは、なぜそれをしなければならないのかです。あいさつは人間づき合いのけじめでもありますが、人に声をかけることで相手をうやまったり喜んでもらったり気づかったり、それを教えることが大切です。バスの中で騒いではいけないのも「運転手さんに叱られるから」ではありません。


(MIKI)