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2018/2/4
考え方のちょっとしたヒント集
64.トキの命の価値はどれくらいか

 今、ものすごい勢いでたくさんの生き物が滅んでいます。そのひとつに「トキ」がいます。
 もう日本のトキの繁殖の道は断たれたようで、今は中国から贈られたトキで人工ふ化を試みているようです。以前、その生まれたトキの名前を募集したら、たいへんな数の名前が寄せられたというニュースを見ました。びっくりしました。動物に名前をつけることに興味のある人が、そんなにたくさんいたなんて。
 なぜみんな、トキを大事だと思うのでしょうか。なぜあんなにマスコミが押し寄せるのでしょうか。なぜトキばかりが、あんな風に見守られるのでしょうか。そこら辺に痩せた子猫がいっぱいいます。捨てられる動物がいっぱいいます。どこが違うのでしょうか。
 トキの価値は、数が少なくなったという希少価値なのでしょうか。昔は安くて肥料にしていたイワシも、今は高くなったらしい。数が減ってきたからのようです。
 トキを大事にするな、というのではありません。もっと意識を向けるべきことが身近にあるのではないか、ということです。普段食べているチキンも同じ鳥です。身近な動物たちにも、トキと同じくらいに目を向けているのかを問いたいのです。
 命の価値が数に反比例するならば、現在、人口爆発している人間の価値は、どんどん下がっていくということになります。大事とか大切というのは難しいことですが、少しずつ真実を見ることのできる人間になっていきたいと思います。

■もっと生活に目を向けることのススメ
 私たちには、マスコミで取り上げられたものに気をとられているといったところはないでしょうか。規模は小さいにしても、大事件や世間で騒がれるニュースと似たようなことが、実は日々、身の周りでも起きています。ニュースを見て問題を感じたら、一人ひとりがまず、自分の生活に落とし込んで見返ることが大切なのだと思います。


(MIKI)