Banshiren

食で人と企業と地域をつなぐ!

2018/2/4
考え方のちょっとしたヒント集
68.えらい新聞社

 ある新聞社がある出版社に意義申し立てをした、というニュースがありました。新聞に掲載する週刊誌広告の見出しタイトルの表現があまりにも下劣なので、改めるように要請したというのです。
 風俗関係の見出しということで、青少年への影響などを考えると当然、改善した方が良いのですが、このニュースにはもうひとつ別の意味が込められています。
 かねてから私は、新聞社をはじめとするメディア関係者に対し、ある失望感を感じていました。新聞社はいい記事を書いて講読者数を増やし、新聞の実売で得た収入で経営していけばいいのに、実際は広告収入を当てにしているようなところがあります。すると広告主の顔色を伺うようになり、ジャーナリズムの本質を追究できなくなる。そんな経営体制にがっかりしていたのです。
 しかしこの一件は、新聞社側が広告主である出版社に意義申し立てをしたのです。お金になるのであれば何にでも目をつぶろう、という社会への一石であり、明るい変化の兆しを感じました。
 利益をあげる会社や人がエライ、という風潮に終止符を打つべきです。口では正しいことを言っているが、実際は曲がったことをしている。そんなことの繰り返しを一人ひとりが終わらせない限り、少しも社会は良くなりません。この新聞社の行動にエールを送るとともに、自らの間違いを少しずつ正していこうと思いました。

■開発人、販売人、広告人の良心のススメ
 体に悪い食べ物や嗜好品も、売れるからとどんどん開発する、販売する、宣伝する。もうそんなことはやめて、人類・地球のために、開発人も販売人も広告人も、商品の本質を見て仕事に関わる良心が必要な時代になっているのではないでしょうか。利潤の追究は企業にとって欠かせませんが、大切なのは何をして利益を得るかです。本当に自分たちの作っている商品が世の中にとって良いものなのか、マクロな観点から、胸に手を当てて考えてみたいものです。


(MIKI)