Banshiren

食で人と企業と地域をつなぐ!

2018/2/4
考え方のちょっとしたヒント集
72.一生もの

 最近、「一生もの」という言葉を思い出しました。
 棚はカラーボックス、テーブルは圧縮板、イスはプラスチックや安価な鉄パイプ製。お手ごろな気軽さもあって、私たちの身の周りには使い捨て感覚のものがあふれています。しかし最初はきれいに見えるこれらの物も、すぐにみすぼらしくなってしまいます。
 以前「100年もつ家を建てるなら、100年立っていた木を使う」という話を聞いたことがあります。それだけの材質が必要だということと、それだけの素材を使っているのだという気合いがなければ本当にいいものには仕上がらない、という意味だと思います。
 最近、会社に置くテーブルとイスを手作りしてもらいました。すべて無垢の木でできています。うまく言葉に表現できませんが、とてもいい感じがします。しっとりとして、温かで、重みがあって。私たちを見守ってくれる家族の一員が増えたようです。
 しみじみと思ったのは「あぁ、一生ものだな」ということでした。感動しました。
 考えてみると、私たちはどれだけ一生ものと付き合っているのでしょうか。今、いいなと思うものにすぐに飛びついて、流行が過ぎれば飽きてしまう。古くなったら買い替えればいい。もうそんな生活はやめよう、そう気づかせてもらいました。
 今の時代、なかなか一生ものを持つことは大変です。でも、そういった目で物を見つけるようになると、たくさんの友だちが待ってくれているようで、なんとなく楽しくなってきます。
 やっと少し、「深く物を見る目」を持つ気持ちが持てたようです。

■世の中を安モノにしないことのススメ
 物を気軽に使い捨てる人は、人とも深い付き合いができないように思います。良いところも悪いところも受け入れた上で、できれば一生こいつと付き合っていくんだ、という気合いや責任感のような想いが大切なのではないでしょうか。夫婦でも、家族でも、友人でも、会社でも、それが添い遂げるということだと思います。


(MIKI)