ちょっと前に、カリスマ美容師が無免許で営業していたと責められていました。
確かに問題があることだとは思いますが、逆に免許・資格を問い正した方がいいのではないかとも思います。
たとえば一級建築士などは、安全のための建築基準などがあるから資格も大事だと思います。美容師も人の体に触れる仕事です。しかし、テレビコマーシャルや雑誌広告を作ったりするクリエイターやコピーライターは、今のところ資格がいりません。ジャーナリズムから見たら、くだらない表現を全国に流して人間の脳に害をおよぼしているのではないかと思ってしまいます。ホントはこういうものにも、正しい資格が必要なのかもしれません。
そういいながら、もう一方ではホントに資格で何でも決めてしまって良いものなのか?とも考えてしまいます。
最近、タクシーや運送トラックのプロドライバーの事故が増えているようにも思えます。資格って何でしょう。プロって何でしょう。だったら人間は、生きていくための資格はいらないのでしょうか?話をする資格はいらないのでしょうか?あちらこちらで、人間と人間のもめごとという事故をたくさん目にします。親になる資格は必要ないのでしょうか。
これまでに人が作り上げてきた資格とは別に、自分の心に、人間としての資格を問い正さなくてはいけないのかもしれません。
■資格という力で人に尽くすことのススメ
資格を持っていれば何かと有利かもしれないと、資格を取ることが目標になっている場合があります。しかし、本当に大切なのは、資格を取ったあかつきに何をするかです。資格とは、人にできないことをさせてもらえる許可であり、できる人はできない人に尽くすために、その能力をあたえられているのだと思います。