Banshiren

食で人と企業と地域をつなぐ!

2018/2/4
考え方のちょっとしたヒント集
82.人間のつながり

 人と人とのつながりはどこにあるのでしょう。縁のつながり、血のつながり、魂のつながりなどあらゆるつながりがあります。家のつながり、仕事のつながり、遊びのつながり。最近ではインターネットのつながりも登場して、つながりの輪が広がっているようです。つながりは全世界に、といったところでしょうか。
 ふと「水のつながり」というものが頭に思い浮かびました。人間の体の70%は水でできています。常に外から水分を吸収し、そして外に放出しています。その水の循環をたどっていくと、今日飲んだ水はかつて大西洋の水が蒸発したものかもしれない。かいた汗は蒸発してアフリカに着くかもしれない。
 水だけではありません。分子レベルでみれば、アラスカの人がはいた二酸化炭素が日本まで流れてきて、それを木々が酸素に変えてくれたものを、自分が吸っているのかもしれません。
 そう考えると、人も植物も動物も、みんな同じ空間で何かを通し関わりあって生きていると言えます。同じ釜のメシを喰うと言いますが、同じ水、空気、栄養素を共有することで、心も共有するような働きが生まれているのかもしれません。そして波長が私たちを結び、離れていても誰かの想いに共鳴するといった超意識のつながりになっているのだと思うのです。そう捉えると、ちょっとだけココロが開いた気がします。

■心の中でも交流することのススメ
 こちらが相手を嫌だと思っていると、相手もこちらを嫌だと思っているということがあります。離れた家族を思いやることで、側にいることができなくても見守る気持ちが伝わるということもあります。心の中で思ったことは、何かを通して伝わっている。そう考えると、心の中でも人を嫌わず好意を持って交流することが、とても意味のあることになってきます。


(MIKI)