Banshiren

食で人と企業と地域をつなぐ!

2018/2/4
考え方のちょっとしたヒント集
89.くり返す歴史

 昔、聖書は手書きでした。グーテンベルクが活版印刷機を発明した時、聖書の版を二年かけて作った人は「バカな男だ、手書きの方が早いのに」と嘲笑されたそうです。大量の聖書が印刷されるようになると、今度は「神聖な聖書をそんな方法で作るなんて!」と非難の声が上がりました。しかし、誰もが聖書を手にできるようになった結果、印刷はすばらしいという評価を受けるようになりました。
 蒸気機関車ができた時は、「煙突の火の粉で火事をまき散らす、黒い鉄の悪魔」と呼ばれ気味悪がられました。そして便利だとわかると「黒い馬」と絶賛されました。
 最近でも、ワープロが出た当初は「こんな人間味のない文章が読めるか」と言っていたのに、普及されはじめると「手書きの企画書なんて読みづらくてとんでもない」。ファックスの時は「こっちは客なのに書類をファックスで送ってくるなんて、失礼な!」などと言っていたのに、今では「いちいち持ってこないでファックスで送ってよ」と言います。
 ほかにもいろいろあります。「パソコンでしたデザインなんて味気ない」「CDの音なんて固くてダメだ」「空気清浄機なんて」「通信販売なんて」「宅配便なんて」「インターネットなんて」…。
 最初は必ず文句を言う。そして世の中が認め始めると、やっと受け入れ、やがてあるのが当然という態度になります。人間は大昔からそんな繰り返し。否定する心は、未来を見抜く目をくもらせるようです。

■より良い未来をイメージすることのススメ
 世の中の人は2対6対2に分類されるといいます。先進的な考えで、良いものは率先して受け入れる人が2。どっち付かずで、みんなが良いという方へ流れる人が6。ガンとして受け入れない人が2。新しいモノ、見なれないモノがよくわからないのはみんな同じです。そこに、どんな良いところと悪いところがあるのか、マクロな目で捉え、世の中を良い方に導いていけるグループに入りたいものです。


(MIKI)