Banshiren

食で人と企業と地域をつなぐ!

豚肉ブランド会議/情報発信で潜在顧客を発掘

富士農場サービスの桑原さんと、
とれとれ富士山の小櫛さんと豚肉ブランド会議。


サイトを見ながらビジネスのしくみを説明

今月オープンした
食の地域活発化支援サイト「伴支連」と、
味わいを深める情報発信サイト「FOTOCO」を見ながら、
消費者×企業×支援団体をつなぐ
「食のプラットホームビジネス」について
説明させていただきました。

大抵の食品は、食べてから買うのではなく、
買ってから食べます。

桑原さんの豚肉のように良いものでも、
特徴が明確でないと
買ってもらうのは難しいものがあります。

製品の良さをアピールしているサイトは
たくさんありますが、他との違い、
オススメの食べ方などまで
詳しく紹介しているところはそうありません。

そこで、売るためではなく、
味わいを深めるための情報をFOTOCOが発信。

桑原さんのLYB豚やセレ豚の特徴、
どんな食べ方をすれば味わいを深められるかなどの
ライフスタイル提案のある情報を届け、
興味を持ってくれた人が購入できる、
潜在顧客を引き出す「コンテンツマーケティングサイト」
の役割などをお話しました。

「かねてから良い食材を伝える有効な方法はないかと
考えていた」という小櫛さんは、
ご自分も情報発信していきたいと積極的。

桑原さんも、ご自分のブランドを育てていくしくみを
イメージされ「私が関わっている
他の養豚業者さんも支援できますね」と
ビジネスの広がりを期待していました。

ちなみに、桑原さんの豚肉は
富士幻豚」と、「LYB豚」で販売されています。


FOTOCOの展開が楽しみという小櫛さん(左)と
メモを取り熱心に聞き入る桑原さん

おやつねりもんのパッケージ会議

はの字食品さんが、おやつねりもんの
パッケージについて相談に見えました。


製品を前にパッケージについて打ち合わせ

練り物を、おつまみとしてKIOSKなどで販売しているが、
昔ながらのデザインのパッケージを刷新したいとのこと。

うなぎ、柚子、いわしの
3種類の味や形、大きさを確認したり、
見本の袋を参考にサイズ、入数、売値、
印刷の仕方などを検討しました。

次第に「はの字のねりもん」ブランドが
充実していきます。


パッケージを刷新し、おやつねりもんとして生まれ変わります

富士農場サービスさん/豚肉ブランド会議

富士山の麓で養豚を行い、数々の品種改良で
品質の良い豚肉を開発している富士農場サービスさん。

代表の桑原さんは、半世紀にわたり育種開発に取り組み、
イタリアのイベリコ豚や鹿児島の黒豚など
名だたるブランド豚の元になる種を提供。
海外でも「豚博士」として名を知られている方です。


LYB豚やセレ豚などを開発してきた桑原さん(左手前)

また、ご自身でも
LYB豚(ルイビブタ)やセレ豚(セレブー)を始め、
さまざまなオリジナル豚肉を手掛けてきました。

今回は、この桑原さんの豚肉を
ブランド化したいというご相談。

どこにブランド力をつけるか?
桑原さんの技術か、富士農場サービス自体か、
などを話し合いました。

今後、戦略を立て、精肉ブランドとして
ブランディングに取り組んでいきます。


豚の精肉ブランド開発に取り組みます

岡村海苔店さん/やみつき海苔開発

平成27年度三島NEOプロジェクトに
参加された岡村海苔店さん。

お茶と海苔の専門店ですが、売上が減少しているため
岡村海苔店をブランド化できるような
新しい事業を展開したいと支援に参加されました。


海苔の新提案に取り組む岡村海苔店さん

岡村さんは以前、
海苔を食べてダイエットプログラムに挑戦し、
3カ月で9 kgの減量に成功。
エステサロンの全国大会で優勝したという実績の持ち主。

そこで支援では、海苔を使ったダイエット
「オカクミ式のりのりツヤツヤダイエット事業
ビューティブラック」について
取り組んでいただきました。

この時は、ダイエットプログラムと
ノリノリダンスのDVD、
おやつ海苔の商品化を目指しましたが、
支援期間内に実現するのは難しく、
おやつ海苔「ビューティブラック」の
製品開発とパッケージ開発で終了しました。


「ビューティブラック」パッケージ

そして今回は、「ビューティブラック」を
もっと気軽に購入してもらうための
簡易パッケージを作りたいというご相談。

おいしくて病みつきになるという意味で
商品名を「やみつき海苔」とし、
「やみつき海苔」はお土産物用、
「ビューティブラック」は
ダイエットプログラムとセットの革新の商品。
もしくは新しいお土産物という方向性を話し合い、
お土産用パッケージを提案させていただきました。


「やみつき海苔」お土産用パッケージ。同じ中味でも、ターゲットや
売場、提案性が違えば、パッケージも変わります


「やみつき海苔」ガーリック味、ごま油味、梅味

 

ねりもんブランドのラインナップを検討

10種類のねりもんを試食し、
生地や具材の食感、香りなどについて意見交換。

どれも完成度が高いのですが、
もっと良くしようと知恵を出し合います。

また、量産化にあたっての製造方法やパッケージ、
販売価格などについても検討。

さらに、べじねりを中心に、おやつ用、
チーズ入りフライなど、ねりもんブランド商品として
今後どんなラインナップができるか
について話し合いました。


ブランドマークの色は素材の色からできています

色・味替りのねりもん11種類を設定

前回の試作で、
もっと赤味の色合いも欲しいという課題を受け、
はの字食品さんがトマトやにんじんを工夫した
ピンクのねりもん試作品を作ってきてくれました。

さらに、魚の色を活かした
インパクトある黒いねりもんも。

そこで、どんな素材を使えばどんなカラフルな
ラインナップを実現できるかを検討。

仮案として、色合いも風味も違う11種類を想定し、
どんな鍋料理に合うか、
どんなオリジナルの鍋用スープができそうかなどを
話し合いました。

さらに、ねりもんをおいしくする
CHALIFE緑茶の開発を行うことになりました。